文字の配置について
お名前の彫り方(配字について)
名と姓
「姓」は、代々受け継がれた家を表すご自身のルーツです。名は、たったひとりの ご自身を表す個性です。「姓名」は、ご自身を育んできた家があり、ご自身の幸せを願う人たちがいる、ということ。姓や名を刻む印鑑は、自分自身のアイデンティティの証(あかし)なのです。
そして、印鑑に刻む文字の彫り方(配字)にもそれぞれ意味があります。一家の長や事業のトップとして責任を担う立場の方ならフルネームが一般的です。女性は結婚して姓が変わることもあるため、姓ではなく「名前」でおつくりいただくこともあります。お名前での印鑑も、実印や銀行印に利用できますので安心です。なお、印鑑には、昭和初期頃までの古い日本の慣習が残っておりますので、よこ書きの場合は、右から左に読めるように字入れいたします。
1.苗字たて書き
苗字は、代々続く家族や家庭の絆、そして社会における一個人としての存在を表します。読み間違いのない苗字たて書きはおもに 「認印・仕事印」としてご利用します。
<おすすめのシーンと理由>
- ・ご入籍⇒結婚して苗字が変わる方の普段使いの印鑑におすすめ
- ・ご結婚⇒嫁いでくれたお嫁さんへの感謝の気持ちをおくるしるし
- ・ご就職⇒職場等で日常使いできる、決意や願いを込めたあと押しのしるしとして
2.苗字よこ書き
苗字よこ書きは、大切な財産を守ることを願い、「お金がたてに流れぬよう」にという意味を持ちます。苗字よこ書きは、おもに「男性用銀行印」としてご利用します。なお、よこ書きは、右から左に読めるように字入れします。
<おすすめのシーンと理由>
- ・ご就職⇒金銭の管理などに対する社会的な責任と覚悟
- ・ご入籍⇒結婚して苗字が変わる方で、金融機関への登録など、安定的な新生活をおくりたい方におすすめ
3.名前よこ書き
下のお名前は、名付けられてから一生変わることないご自身のもの。名前よこ書きは、安定や守護を願う意味を持ちます。名前よこ書きは、おもに「女性用銀行印」や「女性用実印」としてご利用します。なお、よこ書きは、右から左に読めるように字入れします。
<おすすめシーンと理由>
- ・ご出産⇒はじめての贈り物である名前をおくるのに最適
- ・ご結婚(実母から娘へ)⇒嫁いで苗字が変わっても変わらない名前を絆としておくる&名前=その子自身…自分を大切にしてほしいから
4.フルネーム
あなた自身をあらわす姓名での彫刻は、個人の意思や責任の証(あかし)として、成長や発展・繁栄を願う意味を持ちます。フルネームは、おもに「実印」としてご利用します。15mm以上のサイズをおすすめいたします。
<おすすめシーンと理由>
- ・成人・就職⇒一個人としての責任の証として(自分の人生に責任をとれ)
- ・ご結婚(息子)⇒新しい家族を築く責任の証として(自立した大人として認めるため)
- ・独立・起業⇒何かを成し遂げたい方、大きな目標のある方へ